地域に求められる看護師になる
本校は次のようなカリキュラムの特徴をもって、看護実践能力を育成します。
Point 1 地域での学習


1年次から地域交流学習に取り組み、2年次・3年次では各看護学実習の内容に「地域支援」を取り入れています。地域で暮らす人々の理解と、地域に根ざした看護が実践できる力を身につけることができます。
Point 2 地域包括ケアをトータルに学べる学習環境

学校と同じ敷地内に病院・老人保健施設・訪問看護センターがある
実習の母体病院である公立八鹿病院が同敷地内にあると共に、病院併設施設として老人保健施設や訪問看護センターがあり、身近な環境で実習をおこなうことができます。
また、養父市自治地区や企業の協力のもと、保健・医療・福祉が連携した総合的なケアシステムを学習することができます。


主な実習先
病院 | 公立八鹿病院 |
公立豊岡病院 | |
老人保健施設 | 公立八鹿病院老人保健施設 |
訪問看護ステーション | 南但訪問看護センター |
保育所 | 社会福祉法人日光学園 日光認定こども園 |
社会福祉法人 太陽福祉会たいようこども園 | |
特別支援学校 | 兵庫県立出石特別支援学校 |
その他 | 養父市の自治地区、企業、子育て支援センター 他 |
Point 3 1人ひとりの学生に対するきめ細やかな学習支援体制

アットホームで相談しやすい環境
勉強も生活も担当教員がしっかりサポート
1学年30名という少人数制のため、アットホームな環境で学ぶことができます。また学生と教員および学生同士の意思の疎通を円滑にし、学習の取り組みや、学生生活での困り事をサポートする学生担当制を整えています。
Point 4 夢を実現するための、充実したカリキュラム
必要とされる人材になるために
基礎から専門まで、幅広いカリキュラムを構成しています。これらのカリキュラムをこなすことで、現場のニーズへの対応力や豊かな人間性を培い、必要とされる人材になることができます。

基礎分野
基礎分野は看護学の土台となる内容であり、「人間と生活・社会」がよく理解されて、科学的思考の基盤となる考え方を学び、既習知識を統合させながら看護実践能力に繋げていくことを目指しています。
専門基礎分野
専門基礎分野は、専門分野である看護学、統合分野を支持する科目で構成している。科学的思考に基づいた根拠ある看護が提供できるように、人体の構造と機能を生活者の視点から理解する、健康と疾病、疾病に対する治療を理解する、健康支援のための責務と制度を理解することをねらいとしています。
専門分野Ⅰ
専門分野Ⅰは「基礎看護学」と「臨地実習」からなり、各看護学および統合分野の基盤となる基礎的理論や基礎的な看護技術を学び、全ての看護学の基礎となる導入部です。療養環境、コミュニケーション技術、援助関係、ニーズに応じた日常生活援助などの看護の基礎を段階的に学びます。
専門分野Ⅱ
専門分野Ⅱは様々な看護の対象の特性を、発達段階と生活、健康課題の側面から理解し、健康の保持増進、疾病の予防、健康の回復にかかわる看護の方法を学びます。
各看護学の「概論」では発達段階各期にある人の特徴と生活、看護の概念などを理解します。「援助論」では概論で学んだ知識を基盤にそれを踏まえた看護についての学習を深めていきます。さらに「臨地実習」では各発達段階別の看護を実践から学び看護を探求し続ける態度を身につけることをねらいとしています。また各看護学実習に「地域健康支援」を取り入れ、地域での健康支援ができる看護実践力を養うことをねらいとしています。
統合分野
基礎分野・専門基礎分野、専門分野Ⅰ・専門分野Ⅱで学習したことを土台にし、より臨床実践に近い形で「知識・技術・態度」を引き出し、統合させていく能力を身につけることをねらいとしています。
より詳しいカリキュラムについてはこちらから
授業概要(シラバス)を見る
教育目標
- 看護の対象である人間を総合的に理解できる能力を養う
- 対象の健康問題に対して科学的根拠に基づいた計画的・効率的な看護実践ができる能力を身につける
- 人間の生命と人権の尊重を基盤とした倫理観に基づいた人間関係を形成する能力を養う
- 保健医療福祉チームにおける看護専門職としての役割と責任を自覚し、多職種と連携・協働できる能力を身につける
- 社会や医療の変化に対応できるように自己啓発に努め、看護を探究し続ける研究的態度を身につける
当校で取得できる資格
本校を卒業した学生は、次の資格を得ることができます。
- 看護師国家試験受験資格
- 保健師(養護教諭)学校受験資格
- 助産師学校受験資格